不動産トラブル

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 当社で、最近ご相談を受けているバリ島での不動産トラブルの事例をお話します。


 先日の日記の中で、Freehold(売却物件)とLeasehold(レンタル物件 賃貸物件)の違いを説明させて頂いたのですが、覚えておられますか?


Leaseholdは日本的に言えば、賃貸物件の事ですね。


1年間の短期から20?30年の長期まで色々あります。


レンタルの場合は、お互いの意見が一致すれば、99年まで可能ですが、まだそれほど一般的に認知されておりません。


Freeholdは日本的に言えば、売却物件の事ですね。


日本人の中には、現地人(インドネシア人)の名前を借りて、このような物件をご購入されている方が非常に多いのですが、かなりの確率でトラブルになっているケースが多いです。


名前を借りる事だけは絶対にやめた方が良いですね。


トラブルになったら、その物件を名前を借りた方に差し上げるつもりであれば良いのですが。


権利書のどこを見ても、本当に購入した方の名前なんかどこにも書いてないのだから、トラブルになったら、負けるのは当たり前ですよ。


でも、その場合にも、それを防ぐ方法はありますから、詳細は直接聞いて下さいね。


また、もうすでに、名前を借りて購入している方でも、今から手を打つこともできるかもしれませんから、詳細を知りたい方は直接メール下さい。


しかし、日本人でも、他の外国人でも、日本で言う所の権利書に自分自身の名前をきちんと入れて購入できる方法がありますから、興味のある方、詳細を知りたい方は直接メール下さい。


そこで、事例ですが、


数年前に、インドネシア人の自称友達(奥様が日本人)からの紹介でバリ島で土地を、そのインドネシア人の名前を借りて、購入された方がおられます。


そして、この11月に、それを売却して利益を得ようと思って、当社に売却依頼がありました。


当社「一度、権利書を見せて頂けますか?」


お客様「分かりました。FAX.させて頂きます。」


当社「えっ!この土地は、建物を建てることが出来ない土地ですね。その事をご存知でしたか?」


お客様「えっ!そんな事全く知りませんでした。紹介してもらった時にもそんな説明は一切ありませんでした。どうしたらいいですか?」


当社「ノタリスに、なんとかならないか、確認しましょう。もちろん、ノタリスを動かしますからお金が発生しますよ。それでも良いですか?」


お客様「分かりました。お支払いします。」


当社「やっぱり、今の所、一切、建物を建てることが出来ない土地ですが、政府とお話をして、お金がかかりますが、建物が建つ土地に変更できない事もないですね。何れにしましても、現地のポイントを確認して、実際の土地の広さと土地の所在地を確認しましょう。名前を借りているインドネシア人の方に、この権利書の土地は、一体どの辺の土地なのか、立会いをお願いしてもらえませんか?」


お客様「分かりました。ただ、いくら土地の現場確認をお願いしても、先方が言うには、自分の一日の日当は、日本円で約3万円だから、3万円くれないと立ち会わないよ。また、今は忙しいから立ち会いはいつになるか分からないよ。なんて、言うんですよ。」


当社「えっ、なにそれ!日当3万円? RP30000じゃないのですか?」


お客様「いやいや、3万円と言っています。どうも余り立ち会う気はないみたいです。と言うより、立ち会いたくないみたいですね。」


当社「普通だったら、立ち会って、売却時には、またお金を貰おうとするのですがね。」


「えっ、ひょっとして、もしかして・・・・・。」


「まさか!」


お客様「いやいや、大丈夫ですよ。勝手に売却できない様な書類をきちんと作っていますから。」



当社「いやいや、ひょっとして。まさか。そんなプロの方法を知っていたのかな?まさか・・・・?」


お客様「どういう事ですか?私は騙されたのですか?」


当社「まだ、確実ではないですが、そんな書類をいくら作っていても、本当の所、勝手に売却できる方法があるのですよ。」


お客様「えっ、何ですって!私のサインがないと売却出来ないという書類を作って、そのインドネシア人からサインも貰っているのですよ。しかも、権利書は私の手元にあるのですよ。」


当社「ハイ、それでも、お客様に内緒で売却できる方法があります。完全犯罪もこのインドネシアでは可能なんです。そして、それでもって裁判をしても、100%日本人が負けますね。」


お客様「しかも、相手の奥様は日本人ですよ。それなら作る意味がないのではありませんか?一体どのようにして売却することが出来るのですか?」


当社「それはですね、・・・・・・・・・・・。これ以上は、企業秘密になりますので、個人的にご質問・ご相談があった方に教えることにしますね。」



今回のケースは、建物を建てることが出来ない土地を買わされたと言うだけでなく、ひょっとして、もうすでに勝手に売られてしまっているかもしれないという新たな疑惑が出てきています。


と言うように、勝手に売却出来ない様な書類にいくらサインを貰っていても、いくらでも売却出来ますから、意味がないのが現実です。


ただ、その裏のやり方を知っている方がどれぐらいいるのか分かりませんが。


当社の様なプロの不動産会社になると、その手口も知っていないと防げ無いし、リスク管理になりませんから、その手口は簡単には話せない事を十分にご理解下さいね。


このインドネシアで、色々なやり方・手口があると言う事を習得するのに、どれぐらい費用がかかっていることやら。その辺の事もご理解下さい。


だから、どうしても購入したい方は、権利書にご自分の名前だけを入れるべきです。また、そうすることもできますからね。


他人の名前を借りた時点で、もしもの事があれば、その方にあげると言う気持ちがあればそれでも良いですが。


やっぱり、結論は、当社だけに限らず、バリ島内にあるきちんとした不動産会社を通せば、そのようなトラブルに巻き込まれる事はないですよ。


それでは、『きちんとした不動産会社』とそうでない所の見分け方

は、『物件の調査能力がある不動産会社』『リスク管理が出来ている不

動産会社』が、最低限大切な事ですね。


その点をきちんとわきまえていれば、トラブルが起こる確率は、バリ島内も日本国内も全く変わらないと思います。



皆さん、バリ島内で、不動産を持たれたり、不動産投資をされても安全ですよ。但し、きちんとした不動産会社を通して下さいね。



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